感動エピソード

涙のウエディングケーキ

結婚式の前々日、前撮りを終えられたお二人は深刻な表情で私に話し始めました。

「実は、”前日の夜は実家に居て、一緒に過ごしたい”と両親に言われたんです。」と。

そう話し始めた新婦様の目からは涙が。

この涙の意味は2つありました。

ひとつは両親の気持ちを大事にしたいという家族を思う気持ち。

もうひとつは前日に予定していた新婦様の夢、ウェディングケーキ作りができなくなってしまったという悔しさ。

新婦様の中でいろんな思いがかけめぐり、相談した結果、前日の夜はご両親と過ごすことに決められました。

私との打合せの中でもすごく楽しみにされていたご様子でしたので、私の気持ちもおさまらず、結婚式当日、新郎新婦様のお支度をされているブライズルームヘ完成間近のウェディングケーキをお持ちし、「最後の仕上げはお二人で」とお願いしました。

とても喜ばれ、お二人でケーキの仕上げをしている笑顔は今でも忘れません。

お二人の思いが込められたウェディングケーキは早速披露宴会場へ。

そして待望のウェディングケーキ入刀。

ここでも、お二人には考えていることがありました。

それは、お二人の思いを込めたこのウェディングケーキに御両家のご両親と一緒に入刀をすること。

ウェディングケーキ入刀=初めての共同作業。

新しいスタートの瞬間、お二人の誓いをご両親にも近くで見守っていただきたいというお二人からのサプライズ演出です。

突然のご指名にご両親も驚かれていらっしゃいましたが、ウェディングケーキ入刀の瞬間、ステージに立つお二人とご両親からはめいっぱいの笑顔をいただきました。

お二人からの感謝の気持ち、そして、新しい家族の絆、お二人やご両親だけでなく、会場中に伝わり、温かい空気に包まれました。

新婦様が思い描いていた結婚式への夢、大事に育ててくれたご両親の気持ち、そして、新しい家族の絆、どれも欠かせない大切な思いです。

新郎新婦様もご両親様もゲストの皆様もそれぞれの思いを胸にKURETAKESOへお越し頂きます。

皆様が胸に秘めたその思いがみんなに伝わるその瞬間ひとつひとつを大切にして、人生で最高に幸せな1日のお手伝いをさせて頂きたいと思います。

ウエディングプランナー 白 香奈恵